暑い夏の日々には、キッチンに立つのも億劫になることがありますよね。
そんな時には、短時間で簡単に調理できる「鮭しゃぶ」が最適です。
新鮮なサーモンを使ったしゃぶしゃぶは、さっぱりとした味わいで食欲をそそり、夏バテが心配な時期でも美味しく栄養を摂取できます。
本記事では、鮭しゃぶの基本レシピからアレンジ方法までたっぷりとご紹介します。
ぜひ、食卓に取り入れて、家族や友人と楽しんでみてください。
鮭しゃぶとは?サーモンで楽しむしゃぶしゃぶ!
「鮭しゃぶ」は、新鮮な生鮭を薄切りにして、熱々のだし汁にさっとくぐらせていただく料理です。
一般的なしゃぶしゃぶの肉の代わりに鮭を使うことで、魚の旨味とさっぱりとした食感を楽しむことができます。
ポン酢やゴマだれでいただくのが定番ですが、すだちやレモンなどアレンジ次第でさまざまな味を楽しむことが可能です。
鮭しゃぶに使用する鮭の産地として有名な北海道標津町は、日本遺産「鮭の聖地」として認定されています。
標津町は根室海峡沿岸地域に位置し、豊かな自然環境と清らかな水質で育った鮭は、とても味わい深いです。
毎年秋には「標津サケ祭り」が開催され、多くの観光客が訪れるほど鮭が有名で、その新鮮さと美味しさで全国的に高い評価を受けています。
標津町を訪れた際には、ぜひ鮭しゃぶをはじめとしてさまざまな鮭料理を味わってみてくださいね。
簡単に作れる鮭しゃぶの人気レシピを紹介!
鮭しゃぶは、さっと作れてとても美味しい料理ですが、丁寧に調理することでより美味しくいただくことができます。
鮭しゃぶの人気レシピを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
鮭しゃぶに使う材料は以下のとおりです。(2〜3人前)
材料 | 分量 |
生鮭 | 300g |
野菜・きのこ類 (白菜、ねぎ、しいたけ、えのきなど) | 白菜:1/6株 ねぎ:1本 しいたけ:1パック えのき:1パック |
豆腐 | 1丁 |
だし汁 | 1.5L |
ポン酢・ゴマだれ | お好みで |
材料が用意できたら、鮭しゃぶの準備をしましょう。
- 生鮭を薄切りにします。新鮮な生鮭を使用する場合は、骨や皮を取り除くこと、厚めに切ることがおすすめです。
- 野菜を適当な大きさに切りましょう。白菜は芯の部分を薄切りにし、葉の部分はざく切りにします。ねぎは味が染み込みやすいよう斜め切りにします。
- きのこ類の下処理もしておきましょう。しいたけは石づきを取り、えのきは根元を切り落とします。
- 最後に豆腐をさいの目状に切り準備完了です。
鮭しゃぶは調理だけでなく、準備も簡単なところが嬉しいですよね。
準備が整ったら、以下の手順で調理して食べていきましょう。
- 鍋にだし汁を入れて火にかけ、煮立たせます。
- 野菜・きのこ・豆腐を鍋に入れ、火が通るまで煮ていきましょう。
- 生鮭を一枚ずつ鍋に入れ、表面が白くなるまでしゃぶしゃぶします。
- 簡単に火を通したら、お好みのタレ(ポン酢やゴマだれ)につけていただきましょう。
鮭は火を通すと身が柔らかくなるので、しゃぶしゃぶする時間は3~5秒程度がおすすめです。
表面に火を通す程度に留めることで、口の中で身がほろっとほぐれ、鮭が持つ良質な脂やうまみが口いっぱいに広がります。
大根おろしやもみじおろしなどの薬味を用意しておくと、さっぱりと食べれるためとてもおすすめです。
鮭しゃぶのバリエーション豊富なアレンジレシピ!
鮭しゃぶはシンプルな料理であるため、アレンジ次第でさまざまな楽しみ方が可能です。
鮭しゃぶのおすすめアレンジレシピをいくつか紹介します。
冷やし鮭しゃぶ | 一度火を通した食材を冷まし、冷たいだし汁にくぐらせることで、さっぱりとした味わいを楽しめます。 |
豆乳鮭しゃぶ | 出汁の1/3の分量の豆乳を加え、白ごまをかけることで、クリーミーな味わいを楽しめます。 |
和風ゆず鮭しゃぶ | 昆布だしにゆずの皮と果汁を加えることで、風味豊かな鮭しゃぶが味わえます。 |
イタリアン鮭しゃぶ | 出汁にトマトとバジルを加え、オリーブオイルとレモンをかけることで、イタリアン風な鮭しゃぶが楽しめます。 |
すき焼き風鮭しゃぶ | だし汁をすき焼き風に調味することで、甘辛いタレが鮭の旨味を引き立たせてくれます。ご飯との相性も抜群です。 |
これらの他にも、味噌鍋・すだち鍋にアレンジするなど、さまざまな楽しみ方が考えられます。
その日の気分に合わせて、色々な味で鮭しゃぶを味わってみましょう。
鮭しゃぶについてよくある質問
鮭しゃぶについてよくある質問をまとめました。
- 鮭しゃぶは健康に良い?
- 鮭・サーモン・マスは何が違う?
- 鮭しゃぶは美味しんぼでも紹介されている?
それぞれ解説するので、鮭しゃぶへの理解を深めてくださいね。
鮭しゃぶは健康に良い?
鮭には、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、これらは心臓病予防や抗炎症作用があると言われています。
また、ビタミンDやビタミンB群も豊富で、免疫力向上や疲労回復に効果的です。
さらに、アスタキサンチンという強力な抗酸化物質も含まれており、美肌効果やアンチエイジング効果も期待できます。
鮭しゃぶは栄養価が高い鮭にくわえ、野菜やきのこ類を一緒に取ることができるので、健康に良いと言えるでしょう。
サケ(鮭)・サーモン・マス(鱒)は何が違う?
サケ・サーモン・マスの一般的な定義を紹介します。
- サケ:主に日本国内で捕れ、海で成長期を過ごした後、産卵のために川を遡上する回遊性の魚。主に太平洋や北大西洋のような寒冷な海域に生息しています。
- サーモン:日本では一般的に養殖されたアトランティックサーモンを指します。本来淡水魚であるニジマスを海水で養殖した魚で、生食が可能なことが特徴です。
- マス:サケ科の魚の一種で、湖や川に生息する種が淡水魚で、サクラマスやアマゴなどが含まれます。基本的には生涯を通じて同じ場所に留まることが多いです。
サケ類の名前は、育つ場所や育て方・大きさなどで変わることが多く、同じ種類の鮭であっても地域ごとに呼び名が異なるといったこともあります。
呼び名のルールが決められる前の昔の呼び名が残っていることもあり、明確な定義が難しいことを知っておきましょう。
鮭しゃぶは美味しんぼでも紹介されている?
「美味しんぼ」では、日本全国の様々な食材や料理が取り上げられていますが、鮭しゃぶについても特集されている回があります。
新鮮な鮭を使ったしゃぶしゃぶの美味しさや、その調理方法が詳しく紹介されており、このエピソードをきっかけに、鮭しゃぶに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
ぜひ、美味しんぼのレシピも参考にして、鮭しゃぶを楽しんでみてくださいね。
まとめ
鮭しゃぶは、新鮮な生鮭を使って簡単に美味しく作れる料理です。
鮭は栄養豊富な食材で、DHAやEPA・ビタミンDを多く含み、健康にも良く夏バテ対策にも最適です。
鮭の旨味を引き立てるポン酢やゴマだれとともに食べたり、具材やスープを工夫したりすることでより一層美味しく楽しめます。
暑い季節にはさっぱりとした鮭しゃぶで、美味しく栄養満点な食事を家族や友人と一緒に楽しんでみてくださいね。