『しゃけをのTHE北海道だし』のプロジェクトは、20年以上前に私がいつかは故郷の街に戻って何か貢献をしたいと夢見たことから始まりました。北海道を離れていた間も、故郷の美味しさや自然の恵みを活かせるものをイメージしていました。そして約25年ぶりに故郷に戻り、地域に貢献できる方法を模索する中で、まずは出汁というジャンルの商品に挑戦しました。
美味しい出汁を作るために、1年以上をかけて開発に取り組みました。北海道で出汁と言えばほぼ昆布しか思い浮かばない方も多いのではないでしょうか?実際にカツオやいりこやあごといった出汁素材の多くは関西以西のものがほとんどです。そこに大きな疑問を持ち、北海道の素晴らしい素材を生かしたこれぞ北海道の出汁と言える美味しい出汁を作りたいという思いから、原料の選定・製法の確立まで、何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく納得のいく味に辿り着きました。
幼少期から釣りが大好きだった私は、かじかを釣って帰ると、母がかじか汁を作ってくれました。その美味しさは今でも忘れられません。かじかは北海道のソウルフードで、「鍋壊し」とも呼ばれるほど美味しい出汁が取れる魚です。独自の素材を考えていたとき、この思い出が蘇り、私たちの出汁作りは急速に前進しました。
『しゃけをのTHE北海道だし』の美味しさの秘密は、その素材選びとブレンドにあります。北海道の三大鍋(石狩鍋、三平汁、かじか鍋)からヒントを得て、その伝統的な旨みを引き出している素材に着目し、各素材をブレンドしました。私たちの地元、北海道標津産の鮭を手火山造りで仕上げた鮭節、根室海峡で獲れるかじか、北海道産の真昆布、国産の椎茸を使用しています。これらの素材を使用することで、他にはない独特の風味と深い旨味を実現しています。
『しゃけをのTHE北海道だし』は、独自の「瞬間高温高圧焼成法」で作られています。この製法は、素材に瞬間的に高温(200℃以上)と高圧(約60トン)をかけて旨味と栄養素を凝縮し、短時間で濃厚な出汁を取ることを可能にしたのです。この製法により、素材の組織が壊れ、発泡を起こすため、表面積が広がり、短時間で旨味のある出汁を取ることができます。また、約1秒間でプレスするため壊れやすいビタミンも残りやすく、骨ごと丸ごと加工することからカルシウムを中心とするミネラルも多く含まれています。まさに魚を丸ごと無駄なくその力を引き出す唯一無二の製法です。
『しゃけをのTHE北海道だし』は、美味しさを追求するだけでなく、もう一つの大きな目的は、地域社会と自然環境を守り、次世代に繋げるための挑戦でもあります。未利用魚であるかじかを活用することで、食品ロスの削減と持続可能な漁業の実現を目指しています。SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも様々な方面から注目されています。全道・全国の漁師さんを巻き込み、子供や孫の世代にこの豊かな自然環境をつないでいきたいと思っています。
『しゃけをのTHE北海道だし』は、通常のティーバック出汁と同じようにそのまま使っても、袋を破いて調味料のように使っても美味しい出汁です。味噌汁、鍋、おでんなどの定番料理から、だし炒飯、だし焼きそば、炊き込みご飯といったアレンジも可能です。さらに詳しく知りたい方はインスタレシピをフォローしてください。
この投稿をInstagramで見る しゃけをレシピ|栄養満点だけでなく食品ロスが解決するだしレシピ✨(@sakewo_recipe)がシェアした投稿
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