厚岸かき祭り

【あっけし牡蠣まつり完全ガイド】2025年の日程と楽しみ方までご紹介

北海道の南東部に位置し太平洋に面した厚岸町では、国内でも珍しく、一年中おいしい牡蠣が楽しめます。そんな町の人気イベントが、毎年春と秋に開催される「あっけし牡蠣まつり」です。

この記事では、あっけし牡蠣まつりの基本情報と、2025年の開催日程をお伝えします。まつりの楽しみ方や、厚岸産牡蠣の魅力もご紹介するので、厚岸にお出かけ予定の方だけでなく、牡蠣好きの方もぜひ最後までご覧ください!

あっけし牡蠣まつりについて

あっけし牡蠣まつり

画像引用元:あっけし牡蠣まつり|厚岸観光協会

あっけし牡蠣まつりは、毎年、春と秋の2回開催されます。

春は「あっけし桜・牡蠣まつり」と題して、牡蠣とお花見を同時に楽しめます。また、秋の牡蠣まつりも、牡蠣やサンマなど旬の味覚を求めて多くの人が訪れる、厚岸町の一大イベントです。

ここでは、あっけし牡蠣まつりの基本情報と、交通情報をまとめました。

【2025年】あっけし牡蠣まつりの開催日程

2025年の開催日時春:2025年5月10日(土)~18日(日)
秋:2025年11月15日(土)、16日(日)
会場子野日(ねのひ)公園
所在地北海道厚岸郡厚岸町奔渡6丁目9
Nenohi Park
アクセスJR根室本線・花咲線 厚岸駅よりくしろバスで約20分
子野日公園で下車
※駅前からシャトルバスが運行(土日のみ)
入場料無料
駐車場無料駐車場 1,300台駐車可

詳しい情報は厚岸町公式サイトをご覧ください。

あっけし牡蠣まつりのアクセス方法と駐車情報

基本情報でも記載したように、まつり会場へのアクセスは、公共交通でも車でも可能です。

公共交通利用の場合、JR根室本線・花咲線の厚岸駅で下車。駅前から出ている、くしろバス(厚岸~釧路線/国泰寺線)に乗り、約20分で「子野日公園」停留所に到着します。まつり期間中は、土日限定で運行している、無料のシャトルバスを利用すると便利です。

お帰りの際は、厚岸駅発の最終列車やバスの時刻に注意しましょう。特に、JR花咲線は本数が少ないため、事前にダイヤを確認しておくと安心です。

自家用車の場合は、釧路市街から国道44号を東へ1時間強ほど走ると厚岸町に到着。会場の子野日公園は、厚岸大橋を渡ってすぐ右手方面にあります。

会場周辺には無料の臨時駐車場が約1,300台分用意されますが、週末のお昼前後は満車になる可能性もあります。10〜14時頃は特に混雑が予想されるため、時間に余裕をもってお出かけください。

あっけし牡蠣まつりの楽しみかた

あっけし牡蠣

画像引用元:厚岸観光協会

あっけし牡蠣まつりでは、牡蠣をはじめとする厚岸町の旬の味覚や、ご当地グルメを楽しめます。
ここでは、あっけし牡蠣まつりの楽しみ方を3つご紹介します。

レンタル炭火焼き台

牡蠣まつりの楽しみ方と言えば、何と言っても、新鮮な魚介の炭火焼きです。会場では、有料で炭火焼き台をレンタルできます。火を起こした炭、網、火はさみが用意されているので、簡単に炭火焼きを楽しめます。

あっけし牡蠣まつりでは食べ放題プランは実施されておりませんが、こちらの炭火焼き台をレンタルすれば、屋台で購入した生牡蠣や魚介を好きなだけ堪能できます。

炭火焼を楽しむ際は、割り箸や紙皿、調味料のご用意をお忘れなく!

レンタル料金

大サイズ(2~4人向け)1台 2,000円
小サイズ(1~2人向け)1台 1,500円

屋台グルメ

屋台グルメもあっけし牡蠣まつりの楽しみの1つです。一般的な屋台メニューの他にも厚岸ならではのメニューも並びます。

あっけし牡蠣まつりの屋台メニュー例
・つぶ串
・牡蠣おにぎり
・焼きほたて
・活ほたて
・花咲ガニ
・厚岸ウイスキー(牡蠣の子守唄)

この機会に、厚岸のご当地グルメが並ぶ屋台をぜひご堪能ください。特に、厚岸ウイスキーハイボール(牡蠣の子守唄)は、牡蠣との相性も抜群です。

また、2025年4月には、厚岸町内初のクラフトビール「オイスターラガー」が発売されました。もしかしたら、2025年秋の牡蠣まつりには、ご当地ドリンクとして屋台に登場するかもしれません!

牡蠣のつかみどり

牡蠣のつかみどりは、ゴム手袋をはめて、厚岸産の大きな牡蠣を片手でつかみとる人気イベントです。多い方だと、5〜6個もゲットできるとか!中学生以上ならどなたでも参加できるので、ぜひチャレンジしてみてください。

小学生以下のお子さまには、アサリのつかみどりがありますよ!

なお、牡蠣のつかみどりは人気イベントのため、例年くじ引きとなっています。詳しくは公式の案内でご確認ください。

厚岸産の牡蠣の魅力

牡蠣

画像引用元:厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ

一般的に牡蠣の旬は冬で、特に12月〜2月の寒い時期に身が太り美味しくなるとされています。しかし、厚岸産の牡蠣は別格。水温が低くプランクトンが豊富な海で育つ厚岸産の牡蠣は、全国で唯一、年間を通じて出荷が可能なのです。

厚岸町では、「カキえもん」「マルえもん」「弁天かき」など、複数のブランド牡蠣を養殖しています。それぞれ旬のピークが微妙に異なり、一年中生の牡蠣を楽しめるよう、徹底した品質管理が行われています。

とは言え、やはり一番のおすすめは秋から冬にかけて。産卵前の牡蠣は栄養を蓄え、11月の牡蠣まつりの頃には身がふっくらとして旨味が最高潮に達します。

過去には、夏の猛暑で牡蠣の身入りが悪く、秋の牡蠣まつりが延期になった年もありました。延期は残念でしたが、「訪れた人にベストな状態の牡蠣を食べてもらいたい」という、厚岸町の譲れない想いが垣間見られます。今年も予定通り、濃厚でクリーミーな厚岸産の牡蠣を味わえるといいですね!

厚岸産の牡蠣のおいしい食べ方3選

牡蠣

画像引用元:コンキリエ公式サイト

最後に、厚岸町のグルメパーク、道の駅「コンキリエ」で味わえる、厚岸産牡蠣の美味しい食べ方を3つご紹介します。あっけし牡蠣まつりの会場からは車で10分ほど、厚岸駅からは徒歩約3分なので、牡蠣まつりと同じ日に立ち寄ることも可能です。

【コンキリエの基本情報】

所在地厚岸郡厚岸町住の江2丁目2
GoogleマップMichi no Eki Akkeshi Gourmet Park (Akkeshi Gourmet Terminal CONCHIGLIE)
営業時間4月   :11:00~18:00
5月~9月 : 9:00~19:00
10月~3月:10:00~18:00
公式サイト味覚ターミナル コンキリエ

炭焼 炙屋で「焼き牡蠣」

最初にご紹介する食べ方は、焼き牡蠣。
コンキエリの2階にある「炭焼 炙屋」では、隣接する市場で購入した獲れたての食材で、セルフで炭火焼が楽しめます。屋内なので、天候も気にせず、一年中厚岸の牡蠣を楽しめます。

レストラン エスカルで「カキフライ」

次にご紹介するのは、お子さまも大好きなカキフライです。
同じく、コンキリエの2階にある「レストラン エスカル」では、地元の海産物を、和食から洋食まで様々なメニューを楽しめます。

中でも特に人気なのが、「金のカキフライ」。厳選された大粒の厚岸産牡蠣を、サクサクのフライで楽しめる一品です。

オイスターバール ピトレスクで「生ガキ」

いろんな食べ方があっても、やはり生牡蠣は外せませんよね。
「オイスターバール ピトレスク」では、厚岸産の生牡蠣とウイスキーのセットが人気です。

ここのウイスキーは、あっけし牡蠣まつりの屋台メニューでもご紹介した「牡蠣の子守唄」。ぜひ、厚岸ウイスキーを厚岸産牡蠣に垂らして味わう、厚岸ならではのマリアージュをお楽しみ下さい。

まとめ

国内でも珍しく、一年中濃厚な生牡蠣を楽しめる厚岸町。その厚岸町で春と秋に開催される人気イベントが、あっけし牡蠣まつりです。春には桜と牡蠣、秋には牡蠣の他にもアサリやサンマなど、厚岸の秋の味覚を楽しめます。

屋台でご当地グルメを堪能するも良し、炭火焼き台をレンタルして、セルフ焼き牡蠣を楽しむも良し、牡蠣のつかみどりで贅沢なつかみどりにチャレンジするも良し。祭りの楽しみ方は人それぞれです。

今年の秋は、ぜひ、あっけし牡蠣まつりに遊びに来てください。
きっと、濃厚な旨味が詰まった大粒の厚岸産牡蠣のとりこになるはずです!

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