【釧路で味わう！】地元のおすすめ名店特集

「釧路観光に行ったら何を食べればいいんだろう」「釧路にはどんな店がある？」

これから釧路へ旅行へ行く方の中にはこのような悩みを持つ方も多いでしょう。本記事では、釧路にあるおすすめの名店をご紹介します。

ランチやディナーごとのおすすめのお店や、釧路に行ったら食べておきたいソウルフードの魅力についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

【釧路グルメ】地元民おすすめランチ5選

釧路は北海道の東側に位置する都市のことで、漁港付近の市場など商業施設が充実しています。北海道の中でも札幌や旭川の地域に比べて雪の少ない地域となっており、春や秋の時期もスギやヒノキが自生していないため、花粉症の方でも気にせず観光しやすいですよ。

海産物はもちろん、そのほかにも釧路でしか味わえないさまざまなグルメが充実しています。ここでは、その中でも地元民がおすすめするランチにぴったりなお店をご紹介します。おすすめのお店は以下の5店です。

• レストラン泉屋
• 釧路和商市場
• らーめんまるひら
• オルディネール
• 喰い処　鮭番屋

では、順番に解説します。

1.レストラン泉屋

レストラン泉屋では、釧路のソウルフードであるスパカツがおすすめ。スパカツとは、熱々の鉄板の上にパスタやカツ、さらにミートソースがかかっている料理のことです。

市内のさまざまなレストランで販売されているメニューですが、泉屋のスパカツはボリューム感があり北海道産の牛豚ひき肉の旨みや玉ねぎの甘み、濃く深いミートソースの味わいを楽しめるのが魅力。

またスパカツ以外にもナポリタンやボンゴレなど豊富な種類のパスタがあるため、子どものいる家族でも満足できるでしょう。

所在地	北海道釧路市鳥取大通2-24
営業時間	11：00〜20：30（L.O20：00）
電話番号	0154-52-1583
定休日	–

2.釧路和商市場

釧路和商市場は1954年に市民の台所として設立され、釧路の中で最も歴史のある市場です。名前の由来は「わっしょいわっしょい」という市場内の活気ある声と「和して商う」という言葉からきています。

市場内にはさまざまな店舗がひしめき合い、店によって異なる種類の魚介が食べられますよ。名物の勝手丼はご飯の量や海鮮丼の中身を選べるため、自分だけの海鮮丼が作れるのも魅力。

また、生の魚が苦手な方は市場内に定食が食べられるお店や、ジビエ料理が食べられる喫茶店もあるので魚があまり得意ではない方でも楽しめるでしょう。

たんちょう釧路空港と釧路駅を繋ぐ連絡バスが運行しているのもポイント。釧路駅からは徒歩5分ほどの近さなので、釧路駅にきた際にはぜひ立ち寄りたい場所ですね。

所在地	北海道釧路市黒金町13-25
営業時間	月〜土：8:00〜17:00
電話番号	0154-22-3226
定休日	日曜日

3.ラーメンまるひら

朝の9時半から営業しているラーメンまるひらでは、鰹出汁ベースの釧路ラーメンが味わえますよ。メニューは塩と醤油のみとなっており、コシのあるちぢれ麺に醤油ベースのあっさりとした味わいが特徴です。奥深い出汁の旨みを感じられるでしょう。

麺は防腐剤や添加物不使用なので、痛みやすくお土産などの加工品にするのが難しいといわれています。そのため、釧路でしか味わえないラーメンとなっています。

所在地	北海道釧路市浦見8-1-13
営業時間	月・火・木・金・土・日：9:30〜15:00
電話番号	0154-41-7233
定休日	・毎月第2・第4木曜日・毎週水曜日・売り切れ次第終了

4.オルディネール

オルディネールでは鹿肉を使ったフレンチが楽しめますよ。2007年に開業したフレンチとワインのお店で、ランチとディナー両方とも営業しています。魚は釧路漁港から、肉は北海道のエゾシカを使っており、地元の食材を中心に彩り豊かなメニューが充実しています。

またコースだけでなくアラカルトも提供しているのもポイント。夜は2名以上から要予約となっているので、事前に空きがあるか確認しておくとよいでしょう。

公式のインスタグラムではさまざまな料理の写真や定休日のお知らせも更新されているため、行く前にチェックしておくのもおすすめです。

所在地	北海道釧路市黒金町7-2マリントピアビル 1F
営業時間	月・火・水・木・金・土11:30〜14:00（L.O14:00）18:00〜23:00（L.O22:00）
電話番号	050-5872-8137
定休日	日曜日、祝日ランチタイム

5.喰い処　鮭番屋

喰い処鮭番屋は、朝早くからオープンしており朝食にもおすすめです。海産物工場直営のため、新鮮な海鮮を手頃な価格で食べられるのが魅力。栄養をたっぷりと含んだ天然鮭をはじめいくらやホッケ、牡蠣や銀だらのカマなどさまざまな魚介を楽しめます。

店内にはその時期ならではの旬の食材が並んでおり、自分で好きな魚を選んで併設されている炭焼きの小屋でできたての炉端焼きが食べられます。販売している魚介の中には持ち帰りできるものも販売されているのでお土産にもぴったりですね。

所在地	北海荘釧路市浜松4-11
営業時間	7:30〜12:00（L.O13:40）
電話番号	0120-051-595
定休日	水曜日

食べておきたい釧路のソウルフード5選

釧路は海鮮の豊富な町ですが、それ以外にもさまざまなソウルフードがありますよ。ここでは、それぞれのソウルフードの特徴やおすすめポイントをご紹介します。

釧路で食べられるおすすめのソウルフードは以下の5点です。

• 炉端焼き
• ザンギ
• ジビエ料理
• スパカツ
• 釧路ラーメン

では、順番に解説します。

炉端焼き

炉端焼きは釧路が発祥とされており、客席に囲まれた囲炉裏で店員が海鮮や野菜を炭火で焼いて提供する日本料理のことです。炭火で食材を焼いたりお酒を温めたりする場所のことを炉（ろ）といいます。

炉は「囲炉裏」を指し、囲炉裏の端で焼き物といった食事を楽しむ様子から、炉端焼きと呼ばれるようになりました。

炉端焼きは店によって提供方法が異なり、客席に囲まれた囲炉裏で食材を焼いて提供するお店もあれば、お酒を温めるのみでしか囲炉裏を使用せず、裏の厨房で調理したものを提供するお店もあります。

また目の前にある囲炉裏で自分で魚を焼けるお店などもありますよ。炉端焼きを食べに行く時は、自分好みのスタイルのお店を選ぶようにしましょう。

ザンギ

ザンギとは、北海道名物の下味をつけてカリカリに揚げた唐揚げのことです。鶏肉を揚げる前に醤油ベースの甘辛いタレに鶏肉を漬け込んで作るため、一般的な唐揚げに比べて味付けの濃さが特徴です。

昭和30年頃に釧路市の末広歓楽街にあった鶏料理店が、鶏一羽をぶつ切りにして唐揚げにしたのがザンギのはじまりといわれています。

「ザンギ」という名前の由来は、中国の鶏の唐揚げである「炸鶏（ザーチー／ザーギー）」に運がつくようにと名前の間に「ン」をつけ、「ザンギ」と呼ぶようになったのがきっかけです。ザンギには骨付きと骨なしの2種類があります。

また。中には鶏以外にもタコを揚げた「タコザンギ」や、「鮭ザンギ」といったさまざまな揚げ物も増えています。

ジビエ料理

北海道はジビエ料理も有名でエゾシカや熊、鴨やウサギの肉を使った料理が食べられますよ。ジビエとは、フランス語で野生鳥獣の肉を意味します。

ヨーロッパでは、ジビエは古くから貴族の伝統料理として嗜まれており、フランスではジビエを使った料理は上級貴族しか食べられない貴重なものとされていました。

北海道のジビエの中でも代表的なのはエゾシカです。

世界的にも有名なブランドであり、ノーベル賞の晩餐会でメイン料理に使われたことから国内外問わず注目を集めています。鹿肉は牛肉やほかの肉に比べ低脂肪で栄養価の高さが魅力。鉄分も豊富なので女性やヘルシー志向の方にもおすすめです。

スパカツ

釧路のソウルフードであるスパカツは、釧路市内のテストランでは定番のメニューです。熱々の鉄板の上に太めのパスタとカツが乗せられています。さらにその上からはミートソースがかけられ、見た目もボリューミーな料理です。

熱々の鉄板に乗っているパスタは時間と共にパリパリと香ばしくなり、濃厚なミートソースやカツとの相性も抜群ですよ。どこか懐かしさを感じるような味わいがポイント。ボリュームのある1品なので、食べ盛りの子どもにおすすめです。

また店舗によってはお土産用のレトルトなども販売されており、家でも手軽にお店の味を再現できますよ。

釧路ラーメン

北海道3大ラーメンに続く4大ラーメンと称される釧路ラーメンは、細いちぢれ麺とあっさりとしたスープが特徴です。大正時代に釧路の食堂にやってきた横浜の料理人たちの持ち込んだ支那そばがルーツといわれています。

当時の釧路ラーメンはこってりと濃厚な豚骨スープでしたが、釧路の地に馴染むよう味が変化し、現在の味になりました。店舗によって鰹出汁以外にも鶏ガラや豚骨、煮干しなどさまざまな材料が使われています。またスープに絡みやすい高加水のちぢれ麺もポイント。

ちぢれ麺のルーツは諸説あり、せっかちな漁師に早く出すために細くなったという話や、さっぱりしたスープに合う麺を追求し細麺になったという話もあります。またこのちぢれ麺は添加物や防腐剤を使用しておらず、日持ちしないのが特徴です。

そのため、釧路に行った際にはぜひとも食べておきたいラーメンですね。

夜ご飯にぴったり！釧路グルメが食べられるお店3選

釧路で食べておくべきソウルフードの魅力について解説してきました。ここからは、お酒と一緒に釧路のグルメが楽しめるお店をご紹介します。おすすめの店舗は以下の3つです。

• 鳥松
• 炉ばた
• つぶ焼き　かど屋

どのお店もお酒のおつまみになるような逸品が揃っているので、ぜひチェックしてみてください。では、順番に解説します。

1.鳥松

鳥松はザンギ発祥といわれるお店です。鶏一羽をぶつ切りにし、骨付きのまま揚げているため、さまざまな部位が楽しめます。

骨の周りの部分まで余すことなく食べられるのがポイント。オイスターソースベースの特製ソースは、ザンギとの相性もよくお酒が進む味わいとなっています。持ち帰りは2人前からできるため、旅行のお土産にもぴったりです。

所在地	北海道釧路市栄町3-1
営業時間	月・火・水・木・金・土17:00〜00:30
電話番号	0154-22-9761
定休日	日曜日

2.炉ばた

炉端焼き発祥のお店と呼ばれる炉ばたは、北海道産の厳選素材を使用した炭火焼きが特徴です。長年愛されてきた老舗のお店で、釧路港でとれた海鮮をはじめおいしい料理を地酒と一緒に味わえますよ。

コの字型に囲まれた囲炉裏の端で、注文が入るごとに店主が黙々と食材を焼き上げる様子が見られます。注文が入ってから焼きあげるため、できたての炉端焼きが楽しめるのもうれしいポイントですね。

所在地	北海道釧路市栄町3-1
営業時間	17:00〜23:00（22:00L.O）
電話番号	0154-22-6636
定休日	不定休

3.つぶ焼かど屋

つぶ焼かど屋は、釧路名物のつぶ焼が楽しめるシメにおすすめのお店です。メニューはつぶ焼きと黒いスープが特徴のラーメンのみとなっています。つぶ貝は甘辛いタレで焼かれており、お酒のおつまみにぴったりな味わいです。

ラーメンは黒醤油をベースにコクがありながらもさっぱりとした味わいが特徴です。JR根室本線釧路駅から徒歩12分ほどとアクセスもよく、持ち帰り用のつぶ貝も販売されているので、旅行のお土産にもよいでしょう。

所在地	北海道栄町4-1
営業時間	0154-24-4039
電話番号	月・火・水・木・金・土17:30〜1:00
定休日	日曜日

手軽に食べられる釧路グルメの食べ歩きおすすめ3選

釧路はランチやディナーに限らずさまざまなグルメが充実している街です。ここでは、手軽に食べられるおすすめの食べ歩きグルメをご紹介します

1.さんまんま魚政

さんまんま魚政では、焼きたての秋刀魚を使った巻物が食べられますよ。さんまんまとは、釧路のご当地名物の1つで、食べやすいように骨をとった秋刀魚を秘伝の醤油ベースのタレに漬け込み、北海道産の米ともち米をブレンドしたものと一緒に巻き上げられています。

間には大葉が挟まっており、ご飯のモチモチ感や香ばしい味わいの中にさっぱりとした大葉の風味が感じられますよ。釧路の商業施設「MOO」では、焼きたてのさんまんまが食べられます。

食べやすいサイズにカットされており、手軽につまみやすいですね。冷凍販売も行っているので、お土産にもぴったりです。

所在地	北海道釧路市錦町2-4
営業時間	10:00〜19:00（L.O18:00）
電話番号	0154-24-5114
定休日	不定休

2.パンデパン

阿寒湖の大自然に囲まれた土地にあり、都市景観賞を受賞しているパンとスイーツのお店です。販売しているパンは北海道産中心の小麦を使用し、阿寒湖岳の伏流水である阿寒百年水を使用しています。

またパンを焼くのに適した立地となっているため、北海道の自然の恵みを詰め込んだおいしいパンを堪能できますよ。スイーツには阿寒にある山をイメージした2種類のシュークリームがあり、それぞれ異なる味わいなので食べ比べするのもおすすめです。

店内にはイートインスペースもあるため、ちょっとした休憩にもぴったりですね。

所在地	北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-6-6
営業時間	9:0016:00
電話番号	0154-67-4180
定休日	木曜日

3.勝手丼

勝手丼とは、自分で好きな具材を選べる海鮮丼のことです。北海道3大市場と呼ばれる和商市場が発祥で、釧路内でとれた新鮮な魚から自分好みのネタが選べます。

元々はツーリングで釧路に来たお金のないライダーのために海産物を小売したことがきっかけでしたが、現在は釧路の名物となっています。手軽に釧路の海鮮が堪能できるのもうれしいポイントですね。

所在地	北海道釧路市黒金町13-25
営業時間	月〜土：8:00〜17:00
電話番号	0154-22-3226
定休日	日曜日

まとめ

本記事では、釧路にあるさまざまな名店をご紹介してきました。

北海道の釧路は釧路港でとれる海鮮だけでなく、ソウルフードも充実しています。炉端焼き発祥のお店やザンギ発祥のお店など、歴史の長いお店も豊富にあるので、釧路に来た際にはぜひ名店の味を楽しんでくださいね。