神の子池 画像

【道東にある神秘】神の子池の魅力を徹底解説!行き方・楽しみ方を紹介!

道東には、大自然を感じられる観光スポットが多く存在します。
神の子池もその一つで、自然が作り出したコバルトブルーの池を一目見ようと、多くの観光者が訪れるスポットです。
吸い込まれるような神秘的な雰囲気をまとっており、いつまでも時を忘れて眺めていられる美しさです。

今回は、神の子池がどのような観光スポットなのかを解説し、見どころや周辺の観光スポットについても紹介するので、参考にしてください。

神の子池とは?

画像引用元:きよさと観光協会

神の子池は、阿寒摩周国立公園内にある池です。
摩周湖から湧き出る地下水によって形成されており、アイヌ語の「神の湖(カムイトー)」が名前の由来とされています。

また、摩周湖は伏流水のみで形成されており、なかでも神の子池は1日1.2トン以上の伏流水が湧き出ています。
(伏流水:川底にある地下水)
池の周囲は220mであり、水深は5mと深く、池の底まではっきり確認できることが特徴です。

光の量や反射する位置などによって異なる表情が見られるので、その時々で違う魅力を感じられます。
生い茂る木々との相性も抜群で、季節によって色を変える青々とした木々が行けの美しさをより引き立てています。

【神の子池の基本情報】

所在地北海道斜里郡清里町字清泉
営業時間8:30~17:15
※阿寒摩周国立公園の営業時間
定休日なし
お問い合わせ015-483-2335
アクセス情報清里町市街より車で約30分
JR緑駅より車で20分

神の子池のおすすめポイント・魅力

神の子池は、道東の観光名所として有名で、さまざまなおすすめポイントがあります。
それぞれ紹介すると、以下のとおりです。

【神の子池のおすすめポイント】

  • コバルトブルーに彩られた幻想的な空間
  • 渓流の宝石「オショロコマ」とのコラボレーション
  • 生い茂る自然で心も気持ちもリラックス
  • 冬季はスノーシューツアーが楽しめる

神の子池を観光しようと思っている人は、参考にしてください。
どこを切り取っても壮大な自然が広がり、心満たされるはずです。

コバルトブルーに彩られた幻想的な空間

画像引用元:きよさと観光協会

神の子池の最大の見どころは、コバルトブルーに輝く水面です。
伏流水によって形成されていますが、水に色はついておらず無色透明。
しかし、空の色が反射することによって、水面がコバルトブルーに見える仕組みです。
さらに、池底にある白い砂がアクセントとなり、より青々しい水面を演出しています。

そのほかにも、池にはまりもや流木などが沈んでいます。
これらは神の子池の水温が年間8度をキープしているため、腐ることはありません。

どの季節に訪れても、変わらない景観が楽しめることも、神の子池の魅力といえるでしょう。

画像引用元:きよさと観光協会

また、池を見る角度によって、池の濃淡や見え方が異なることも特徴の一つ。
観光する際は写真を撮ると思いますが、どの角度からとっても映える写真が撮れます。

渓流の宝石「オショロコマ」とのコラボレーションも魅力

神の子池には、通称渓流の宝石と言われている「オショロコマ」が生息しています。
カラフトイワナという名称で知られており、寒冷地に生息するサケ科の魚です。

黒い体に赤い斑点が特徴的な魚で、池の中を泳いでいる姿を確認できます。
オショロコマ特有の赤い斑点模様が、神の子池のコバルトブルーの鮮やかさと調和して、さながら西洋絵画のような景観を楽しめます。

また、神の子池は透明度が非常に高く透き通っていることから、オショロコマが浮いているような見え方になることも、一つの魅力といえるでしょう。

生い茂る自然で心も気持ちもリラックス

神の子池は、池だけではなく周りの自然にも注目したいところ。

周りには、緑が生い茂っており、春になると新緑が目立つ季節になります。
池の美しさに目をとらわれがちになりますが、実は周りの景観も見どころの一つです!

北海道に多く生息するシラカバの木、知床で多く見られるトドマツなど、大木が生えていることにも注目しましょう。
下を見ればコバルトブルーの景観が広がり、上を見渡せば大木や新緑の景色が広がります。

そのため、神の子池は自然が好きな人におすすめなスポットです。

冬季はスノーシューツアーが楽しめる

神の子池は、冬季になると雪の影響で一部の林道が通行止めになります。
そのため、神の子池に行くまで歩いていくことになりますが、その際に楽しめるのがスノーシューです。

スノーシューとは、雪上歩行のことを指し、専用の器具を使用します。
神の子池では、例年1月中旬~3月下旬にかけてスノーシューツアーを実施しています。
詳細は、以下のとおりです。

【神の子池スノーシューツアーの概要】

  • 申し込み方法:きよさと観光協会に1週間前までに申し込む
  • ツアー料金:2名以上の申し込みで1人7,000円
  • 集合時間:午前9時~9時半
  • 所要時間:4時間程度
  • 引用元:きよさと観光協会

春や夏では体験できない景観を、ガイドを聞きながら散策できるツアーです。
冬に神の子池に行くことがあれば、ぜひ参加してみてください!

神の子池のアクセス情報

神の子池は、駅や空港から離れているため、車で行くことが多いです。
そこで、最寄りの空港と駅を対象に、アクセス情報をまとめました。

飛行機+レンタカー

空港から神の子池に行く場合は、レンタカーを使用します。
最寄りの空港は、中標津空港です。

中標津空港から神の子池 道のり
Googlemap

画像引用元:Googleマップ

中標津空港から、車で約50分程度で到着します。
中標津空港付近には、複数のレンタカーショップがあるので、利用するとよいでしょう。

電車+レンタカー

新幹線で北海道に行き、レンタカーで神の子池に向かう場合は、一度札幌駅で降りる必要があります。
そこから網走駅まで向かい、レンタカーで神の子池に行くルートが最短です。

網走駅から神の子池 道のり Googlemap

画像引用元:Googleマップ

網走駅から神の子池までは、70分程度です。
網走駅付近にも、レンタカーショップが多くあります。

ちなみに、神の子池の最寄り駅はJR緑駅です。

緑駅から神の子池 道のり Googlemap

画像引用元:Googleマップ

緑駅からだと、車で約20分ですが、付近にレンタカーショップはありません。
また、バスが出ているわけではないので、タクシーで行くことになります。

料金の目安は往復2万円程度なので、レンタカーを借りて行ったほうが経済的です。

神の子池を最大限楽しむための注意点

神の子池を最大限楽しみたいなら、いくつか注意点があります。

【神の子池を最大限楽しむための注意点】

  • 車で行く場合は道幅に気を付ける
  • 景観を守るためにもマナーを守る
  • クマの出現や夏は虫に気を付ける

マナーを守って、楽しい神の子池観光を楽しみましょう。

車で行く場合は道幅に気を付ける

神の子池は、基本的に車で向かいます。
車で通れるほどに林道は整備されていますが、道幅が細いため対向車に気を付けて運転しましょう。

神の子池

画像引用元:Googleマップ

こちらは、神の子池入口付近の林道です。
車2台分ほどのスペースはありますが、ギリギリ通れるほどの幅です。
場所によっては、1台しか通れない林道もあります。

そのため、運転する際は無理なく進み、対向車が来た場合は停車帯で停まるなどして、譲り合いながら行くようにしましょう。

景観を守るためにマナーも守る

神の子池は、周辺環境も合わせて、観光客のマナーによって景観が保たれています。
そのため、観光で訪れる際は、マナーを守ることが大切です。

くれぐれも、以下のことには気を付けましょう。

【神の子池を観光する際のマナー】

  • 道端や池にゴミを捨てない
  • 神の子池・周辺の草木は持ち帰らない
  • 池ギリギリまで近づかない
  • 完全禁煙

これらを守らなければ、神の子池の景観が崩れてしまいます。
以前、神の子池に願掛けとして小銭を投げ入れる観光客もいたようですが、水質汚染の関係から禁止されています。
周りの観光客がマナーを守らず同じことをしていたとしても、しないようにしましょう。

熊の出現や夏は虫に気を付ける

神の子池は、林道を抜けた森の奥にあります。
そのため、夏場は虫がいますし、森の中には熊も生息しています。

夏に神の子池に行く際は、必ず虫よけスプレーをしていきましょう。
しかし、ハチやアブなどの害虫も生息しているので、夏場でも長袖着用は必須です。
長袖の上から虫よけスプレーをしておくと、虫対策は万全です。

熊に関しては、付近で対策がされているものの、念のために熊鈴や撃退用のスプレー、ホーンなどを持っておくとよいでしょう。
これは、神の子池に限らず、北海道で登山をする際も同様です。

また、クマは嗅覚が優れているため、食べ物の匂いに敏感です。
昼食で食べたお弁当の空容器などは、車においておくか、事前に処分しておきましょう。

神の子池周辺のおすすめ観光スポット

神の子池周辺にも、おすすめの観光スポットがいくつか存在します。

【神の子池周辺のおすすめ観光スポット】

  • 裏摩周展望台
  • さくらの滝
  • 緑の湯
  • 養老牛温泉

神の子池に観光した際は、ぜひ訪れてみてください!

裏摩周展望台

裏摩周展望台 眺め 画像

裏摩周展望台は、摩周湖を一望できる展望台です。
展望台からは摩周湖が広がり、神の子池からは5.2㎞の場所にあります。

天気がいいときは、摩周湖周辺に生えている木々と、摩周湖の水面がいいアクセントになり、鮮やかな景観が広がります。

裏摩周裏展望台 画像

しかし、あえて天気が悪い時に行くのも、おすすめポイント!
曇りの日には、摩周湖周辺が霧で隠れるので、晴れた日では見られない景観が楽しめます。

展望台からの景色はまるで物語に登場する神秘的な島々のようです。

【摩周湖展望台の基本情報】

所在地北海道斜里郡清里町
営業時間8:15~17:00
定休日土曜日・日曜日
お問い合わせ0152-25-3601
アクセス情報JR緑駅から車で20分
神の子池から5.2km

さくらの滝

サクラマス 画像

神の子池から約10㎞程の場所にある、さくらの滝。
約4mの高さから流れ落ちる水は、見ているだけでパワーをもらえます。

また、6月から8月にはさくらますが産卵のために、遡上することでも有名です。
その姿を写真に収めようと、多くの観光客が訪れます。

サクラマス 滝登り 画像

産卵時期に訪れた際は、さくらの滝を一生懸命上る様子を、ぜひその目で確かめてください!

滝の音や水しぶきなど身体全体で自然の生み出すパワーを感じられます。

【さくらの滝の基本情報】

所在地北海道斜里郡清里町青葉
営業時間終日
定休日年中無休
お問い合わせ0152-25-4111(きよさと観光協会)
アクセス情報清里町札弦駅から車で15分
神の子池から10km

緑の湯

清里町 緑の湯 画像

画像引用元:清里町

神の子池の散策の疲れを、少しリフレッシュしたいなら、緑の湯はおすすめです。
神の子池から9kmの場所にある温泉で、露天風呂と通常の浴室が用意されています。

アクセスも、緑駅から徒歩3分と非常に近く、神の子池からもほど遠くありません。
誰でも利用できる温泉で、入浴料は大人で450円、18歳未満の子どもで140円です。

旅で疲れた体を自然豊かな温泉で癒し、新たな旅へ繰り出すのもありです。

【緑の湯の基本情報】

所在地北海道斜里郡清里町緑町26
営業時間10:00~21:00
定休日年中無休
お問い合わせ0152-27-5511
アクセス情報JR緑駅または「みどり」バス停徒歩3分
神の子池から9km

養老牛温泉

湯家だいいち ホームページ 画像

画像引用元:湯家だいいち

中標津町養老牛にある、養老牛温泉。
神の子池からは15kmとやや離れた場所にありますが、中標津町の観光スポットとして有名です。
源泉かけ流しの温泉で、個性的な浴室から露天風呂まで、旅行の疲れを癒せます。

窓を開ければ、鳥のせせらぎや渓流の様子など、自然を楽しめます。

宿泊も可能であり、前述した観光名所からほど遠くない場所にあるため、養老牛温泉を拠点に道東観光をするのもよいでしょう。

忙しい日々で疲れた体や心を癒したいなら、癒される神の子池へパワーをもらいに出かけてはいかがですか?

【養老牛温泉の基本情報】

所在地北海道標津郡中標津町養老牛518
営業時間8:30~17:00
定休日土日祝日
お問い合わせ0153-78-2131
アクセス情報中標津空港(根室中標津空港)より車で約30分
神の子池から15km

まとめ

神の子池は、道東でも有数の観光名所で、道内に限らず県外からの観光客も多く訪れるスポットです。
阿寒摩周国立公園に位置し、自然を感じながら景観を楽しめます。

春や夏は緑が生い茂って、コバルトブルーの池と調和し、幻想的な空間が広がります。
冬場は、池周辺が雪化粧で覆われ、春や夏、秋とは違った雰囲気を楽しめるので、1年通して楽しめるスポットです。

北海道を観光する際は、ぜひ足を運んでみてください!

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